「エコ都市へ向けて ~東京の自転車環境を考える」でお話させていただきました。

2016年03月10日 00:14

3月6日、西東京市で講演会「エコ都市へ向けて ~東京の自転車環境を考える」に参加しました。

以下は、主催者「緑・住環境どうなる、保谷3・4・6道路ちょっと待ってよの会」さんのコメントです。

自転車ルール教習所所長の高橋大一郎さんを講師にお招きして、講演会「エコ都市へ向けて -東京の自転車環境を考える」を西東京市柳沢公民館で開催しました。

高橋さんは、丁寧な語り口で、とても分かりやすく、参加者アンケートも明瞭でよく理解できたと好評でした。
高橋さん、ありがとうございました!

エコの定義から始まり、エコの考え方を押さえ、ご自分で実地見分された内外の豊富な事例を紹介され、東京の問題点を浮かび上がらせてくださいました。
             

クルマ、自転車、公共交通がバランスよく機能することで、人が健康に、豊かに、生活できるまちになるでしょう。

特に、参考になったのは、ドイツなどで、路面に、誰が見ても分かる表示をペイントしていることです。移動がスムーズにでき、事故も防げますね。

道路構造を作り替えずとも、工夫する知恵とペンキ代だけで、自転車も、クルマも上手に道路をシェアして、共存できるのだから、要はやる気でしょうか。

東京は、「総合的な交通政策の推進」とか「成熟都市東京」とか言いながら、中身がありません。国内でも宇都宮市など進んでいる事例が紹介されました。

東京都の自転車政策は遅れに遅れているのを痛感。東京都は、いまだに、量的整備=新しい道路をドンドン造る道路政策を変えておらず、「人の暮らし」への想像力を欠いています。

2月10日締切の東京都の都市計画道路整備方針(第四次事業化計画)(案)のパブコメでも、そうした考え方を転換をするよう意見を提出しましたが、まあ、聞く耳はないでしょう…
市は、殆ど、都に言われるがままですし。

参加者は、自転車ルールに関心が高く、資料の「自転車ルール教本」はよい教材になったと思います。

自転車環境づくりは、まだまだ発展途上で、やりがいが大いにある分野といえますネ!高橋さんには、また、北欧の新しい事例のお話しが期待できそうで、楽しみにしています!